被災ペットの為に出来る事ー2

きなこのケージやトイレ、シャンプー、タオル等々を集めると、かなりな重量になった。
娘はこれを宅配にしなければ、その分でもっと充実させたものを届けられるのではないかと夜中にpcを検索したようだ。
滋賀県に動物愛護団体で被災地に直接レスキューに行く団体があるのだと言う。
動物愛護団体エンジェルズ

高島市に移転するにあたって高島市の市長を先頭に大反対運動が起こった事は知っていた。
今回はエンジャルス云々するよりも現地にレスキューにいく事に重きを置いて考えた。
午前中の時間にhpに書かれた品物をホームセンターに買いに行き、家人の車に積んで高島市に出かけた。
箱館山のスキー場近くにそれはあった。

厳重に二重に囲いがされている。電話で確かめた時に現在50頭のワンちゃんがいると聞いていたが犬の鳴き声が聞こえない。
インターンを押して、応対をお願いするとボランティアの若い方が沢山出てきてくれた。
車いっぱいと思っていた荷物も外に出すとがっかりするほど少ない。
宅配便で大きな新品の箱がいくつも送られて来る。
新品のケージが積み上がり、餌の缶詰もどっさりあった。
わんこシェルター 004.JPG
娘がかき集めた数々はもし、きなこが使うとしたならと細々としたものが多かった。
「なんだかしょぼくて却って邪魔になったんじゃないかな―。
もっと困っているところもあるんじゃなかったかなー」と、娘はひどく気にしていた。
「少しづつでも、皆が持ち寄らないと大きな塊にはならないし、貴女は精いっぱいだったんだから良かったんじゃないの」
娘がそう思ったのは、ビックリするほど沢山の物が送られているからだろう。
けれど、ワンちゃんの数は多いし、すぐに底をつくだろう。
ワンちゃんの居場所は奥の建物の中で扉を開けると吠えるワンちゃん、きょとんと私を見つめるワンちゃん。
ここは元々エンジャルズにいるワンちゃん達。
わんこシェルター 005.JPG
被災したワンちゃんは別の場所にプレハブを建ててその中にいた。
今後2,3棟のプレっハブを建てるそうだ。
このワンちゃんたちは、狂犬病等の注射をしているかどうかも分からないので、一緒に外に出すわけにもいかず、一頭づつ外に出していうそうだ。
ブログに書かれているような怪我をしたワンちゃんを見るのは辛いので、被災ワンちゃんには会わずに帰ろうとすると、けがをしたワンちゃんは違う部屋に隔離しているとか。
そして、ワンちゃんを探している飼い主さんの元に帰れるといいけれど、不幸にして震災孤犬になった場合もあるがそれが確定するまでは、早々に里親探しをする訳にもいかず、しばらくはここでお世話をする事になる。
現地にボランティアに行く事は出来ないので、何かをしたいと動いた。
生命を救うと言う事はとても大変な事だった。

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コメント

  1. こんにちは~
    きなこちゃん、相変わらず可愛いですね(^^)
    救援物資のお届け素敵です!
    直接レスキューされる団体さんにお預けになられたのも素晴らしいですね。
    沢山の物資と一緒にお気持ちが現地に必ず届くと思います。
    まだまだ、まだまだ大変な被災地・・・被災された以外の方も、日本中が微妙にストレスをかかえて生活しているような。
    私など、特にペットや動物の状況を見聞きするにつけ、毎度号泣してウチの犬を抱きしめてしまうアカンたれで、全く自分が情けなくなります。
    現地へ行ったり、被災ペットを受け入れたり・・・そんな実際的なボランティアが出来ない分、頑張って働いて義援金でバックアップするしか・・・それも自己満足な気もしてしまうこの頃ですが。
    取りとめもないコメントで申し訳ありません!
    でも、いつも拝読して、ほっとさせていただいています。
    有難うございます~

    • skog
    • 2011年 4月 19日

    たまさん
    今回の震災は直接被災して無くても、ショックでした。
    震災直後は興奮していましたが、この頃は多難な前途を思って悲嘆にくれています。
    実際に現地に入られた方のお話を伺うと、テレビで報道されないもっと恐ろしい話もありました。
    毎日何が出来るんだろうと、探している時に被災ペットのニュースを見ました。
    私もきなこを抱きしめてオロオロするだけですよ。
    被災ワンちゃん用のフロントラインや蚊取り線香を用意するとなんだかホッとするんです。
    自分を慰めているような気もしましたが・・。

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