平成ホリエモン事件

文芸春秋の5月号は「平成ホリエモン事件」というタイトルで特集ページを組んでいる。丹羽宇一郎や立花隆等著名人がその感じるところを披瀝している。
また、精神科医の斉藤環はホリエモンを「社交的ひきこもり」と診断し、昭和23年に東大の学生で「光クラブ」という闇金融を設立した山崎晃嗣を連想するという。
柳田邦男、保坂正康、宮崎哲弥の対談は「光クラブ」の山崎とホリエモンのアナロジーを論じている。
詳しくは「文芸春秋」にお任せするとして、柳田邦男はホリエモン騒動は戦後バブル期までとバブル崩壊後ではこの国は完全に様変わりをして人々の価値観や生き方を揺さぶり、その「心の貌」に大きな変化をもたらさないわけにはいかない。日本の近現代史に敗戦以外にはかつてなかったことであるとそして、類似世代人の思想と行動を分析的に見る事によって逆にこの国の現状認識と将来予測の手がかりをつかむ事が出来たように思うと纏めている。引用が長くて恐縮ですがうなずくところが多く、ホリエモンがこの国を目覚めさせたことは誰もが認めざるを得ない。
日本放送やフジテレビとにこやかに記者会見をした頃はやはり、グリーンメーラーかとがっかり気分も出てきた。大前研一が「討ち死にしても圧勝すべき」とうたいあげると「そうそう」と気分が盛り上がる。そうはいかない結果は分かっていても、そう思う。
立花隆が堀江の生意気さが嫌いという人が多いが私自身かつて生意気な若者だったから許せるというと、今でも生意気な私は生意気くらいが丁度いいといいたくなる。
ニッポン放送買収劇が始まってから日本の若者が元気になったそうである。これは非常にうれしい。

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コメント

  1. skogさん、ハローです。ホディです。
    ボクはまだ文芸春秋を読んでいませんが、なかなか面白そうですね~
    堀江社長にはボクも少し失望しています(失礼ですね・・・)が、これからが真の力が問われる時だと思いますね。密かに何か夢を追いかけているんじゃないかと期待をしています。

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