故郷はるか

加藤登紀子さんのアルバムの中に「故郷はるか」という曲がある。
私が登紀子さんのほろ酔いコンサートに最後に行ったのは船橋に住んでいた頃だったから、十数年が過ぎている。
コンサートで登紀子さんがこの歌を歌うことはなかったけれど、この歌は私の中にどっかりと座り込んでいた。
京都のキエフさんからkusuyoさんがオファーを頂いた時に、私の頭の中は「故郷はるか」が回り始めた。
それより以前にkusuyoさんに、この曲を聴いてもらった。
彼女も気に入ってくれたけれど、譜面の入手ができず諦めかけていた時だった。
コンサートの打ち合わせが終わるやいなや、私は登紀子さんのお兄さんに「故郷はるか」の譜面が欲しいとストレートにお願いをした。
そして、真新しい譜面がkusuyoさんの元に届き、最近のコンサートでは時々歌っている。
キエフのコンサートではお兄さんのリクエストでこの曲を歌った。
その時に、4月に登紀子が来たらこの曲を歌わせますと約束してくださった。
そして、今日はその日。
お兄さんはすっかり忘れているだろうと思っていたら「今日は故郷はるかを歌いますから」と言って下さった。
「朝から登紀子が練習していますが、難しいらしいですねえ。」
むつかしい曲ですがいい歌ですからと楽しみにしていると、3曲目に登紀子さんは歌ってくれた。
京都がふるさとでよかったと関西弁で京都と家族にまつわる話を織り交ぜながら紹介してくれた。
CDでは何度も聞いているけれど、生で聴けるとは思ってもみなかった。
コンサートの終了後、お兄さんは「いい歌ですねー感動しました」とおっしゃった。
登紀子さんは「いい歌を思い出させてくれて、ありがとう」と言って下さった。
私の頭の中でいつも回っていた「故郷はるか」に登紀子さんは再び命を吹き込んでくれた。
故郷はるかはkusuyoさんの新しいアルバムには収録されました。

昨夜の雨で鴨川沿いの桜は散り始めたけれど、川端通りはお花見のお客でごった返していた。
私の花見は今日も車窓から
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