• 2006.10.6
• 新米店主奮闘記, 滋賀
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比良おろし

夕方近くから比良のギャラリーへ重役出勤をした。
志賀町辺りから急に風が変わり、私のスバルR1は浮き上がり横滑りする。
山からの風は木の葉を真横に吹き散らしている。
木から葉がもぎ取られて目の前を横に飛んでいく様はいささか恐怖である。
案の定湖西線は運休。
びわこ大橋の南と北では気候が違うといわれる。
多分比良山により近づく為ではないかと思える。
琵琶湖の上を薄墨を流したような雲が覆っている。
その雲さえ強風に切れ切れに飛ばされる。
時折対岸の伊吹山が見えたのはラッキー。
すかさず、パチリ。
秋の夜は更けていく。
夜には大津の家にも風の吹きつける音がゴーゴーと聞こえてくる。
一歩冬に近づいた満月の夜。