15キロ先は雪国

震える桜

例年にない雪降りで15キロ先に建築中の家は「暮らし工房のホームページ」でしか見ていない。
昨日からの雪が溶けはじめた午後、ギャラリー部分で確認したい事があり、ちょっと行ってみようかと湖西道路を北へ向かった。
琵琶湖が急に細くなったところに琵琶湖の西と東を結ぶ琵琶湖大橋がかかっている。
そこから北は天気が変わると云われていたがそれは20年前の話でしょうと気軽に出発した。
途中で本格的な雪になり、わが家の当たりとは季節が違うようである。「長靴持ってくればよかったね」などと云いながら現地に到着。
湖西道路から数10メートルくらいの下り坂の途中にわが家がある。
深々と雪が積もりどうやって家に辿り着くのか。わずか数メートルでも深い雪は足首を超えている。長靴を持っていないという理由で家人は迷わず車を家の前まで乗り付けた。
私のお気に入りの軽自動車スバルR1はスタットレスタイヤを履いているので下り坂は難無く走り家の前までは無事到着。
ところが、帰りは当然の事ながら上り坂になる。車は方向転換した段階で前輪が空回りをするばかり。
15キロ先を侮ったばかりにこの始末である。
雪国に家人は慣れているので何度もズルズル滑りながら上の道路に車を持っていこうと孤軍奮闘する。
家人を車に残して新雪を踏み分け私は家の中に入ってみた。なにか車の下敷きになるものはないかと捜しにいったわけである。
ゴーッという音がするので窓から覗くと、車は一気に坂道を上がり本線直前の急坂で息をきらしている。またズルズルとバックが始まる。
ブルーシートを持って引き返し、車の下に敷くとタイヤに巻き込んで余計に厄介な事になった。板切れでタイヤ周りの雪をどけ、前輪の前に敷くとズリッと前にいく。また板を前に敷く。何度かそれを繰り返してやっと車は本線に上がった。
琵琶湖大橋まで来ると雪は嘘のようにない。車で10分の距離でこの違いである。
雪を侮ってはいけない。よい経験でした。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

手芸・ハンドクラフトの情報収集

ブログランキングで手芸・ハンドクラフト 関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る