家を創る

迷う

祇園祭が終わる頃、琵琶湖はイッキに熱風に包まれる。
犬のように舌を出して「はあ~はあ~」いいながら一日が終わる。
本格的に設計事務所と山小屋創りの打ち合わせに入った。
家は造るとか、建てるとか、いうらしいけど、私の場合は、創るということになりそう。
簡単な打ち合わせから2週間後の、今日は依頼した内容にそった、オリジナルプランを提案していただける日とあって、そわそわと落ち着かない。
2時間ほど図面を前に丁寧に説明してくれる。
「ホォ-」と他人事のように感心して設計図に見入ってしまった。
オープンシステムについても漸く理解ができて来た。
資産家が建てる家が、オリジナル設計の家という認識ではなく、最近、建築家は随分垣根が低くなっている。
オープンシステムになってから、若い人の依頼がふえているらしく、事務所オーナーの田中さんに「自分より年長の施主さんは久しぶりで緊張します」といわれた時は正直驚いた。
これも構造改革によるものらしい。
敷地が狭いので初期に計画した庭は随分小さくなる。
その分、件の桜を取り込み、垣間見る琵琶湖を借景にした方が大きなプランになりそうで、雑草刈りを考えると「うんうん」と納得してしまう。
建築家の作品の家ではなくて、住みやすい家創りを目指して欲しいと依頼していたので、奇抜な仕組みはなにもないようだった。
テレビに紹介される家は何処か浮き世離れがする。(コスト、外観)
オープンシステムの仕組みについてはホームページを見て頂く方が分かりやすいと思いますので、こちらをご覧下さい。→くらしの工房
話をすすめるうちに家創りは、生き方創りと重なって来る。
net上にshopを開く前から、仕事場になる家が念頭にあった。
家を創るとなると、私の仕事能力を突き付けられたようでもある。
迷う部分を未だ抜け切れないが、ようやく仕事が出来る環境が整った今を大事にしたい。

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コメント

    • tanaka
    • 2005年 7月 22日

    コメント&トラックバックありがとうございました!
    住んでみたくなるような“お店”をつくっていけると良い(?)ですね(笑)
    今後共、よろしくお願いします。

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