滋味 康月(じみ こうげつ) ‐ 懐石|滋賀,草津|前支度の心得
姉母の食道がんはひとまず休戦になったが、このところ、とみに食欲がない。
今日は今年草津にオープンした「滋味 康月(引用:食べログ)」でランチを頂こうと連れ出した。
京都の「草喰 なかひがし」から独立された方が康月をされていると聞きつけて以来、気になって仕方がなかった。
ガス火の大きなおくどさんがドーンと鎮座し、飴色の土鍋がスタンバイしている。
おーーコレコレ!!
最後のご飯を先に紹介すると、まず未だ芯の残る焚きばなを少しよそってくれる。
次にほどよく蒸されたご飯がたっぷりと出され、最後は小さなお焦げを頂いた。
お焦げはまるで煎餅のようだった。
八寸、今日は冬至だからと小さいかぼちゃと、大根にゆずを忍ばせて盛りつけされている。
心にくい演出である。
今夜はかぼちゃを焚かなくちゃ―と言っていた姉母は、これでもう焚かないとあっさりしたもの。
康月の食事は前準備が70%の仕事と感じた、だから予約は必ずしておこう。
途中で何組ものお客様をお断りしていた事か。
大将は大きな体を小さく折って「すんません、またお願いします」と謝りっぱなし。
椀物はとり団子の白みそ仕立て、その次が明石の大タコを炭火で炙ったもの。
このタコには丁寧な隠し包丁が入っていて食べやすい。
煮物 小芋、大根、ニンジン、ニンジン葉を蟹の葛でまとめている。
ニンジン葉の美味しい事。
メインは炭火で焼いた近江牛のタタキ
平貝、貝柱の天ぷら
御飯のあとは、みかんを食べ飽きる前にと出されたデザート。
みかんにヨーグルトと丹波豆そえ。
エスプレッソと小菓子で終了。
最後のエスプレッソが妙に合う。
食材に目を見張るようなものはなかったけれど、手間数は大変なものと家人にも分かるようでした。
姉母も少しづつ全皿に箸をつけてくれて、大満足だった。
近江大橋を渡る時、比良の山々に厚い雲がかかり、冬空が広がっているのが見えた。
それでも明日からは日々昼間が長くなる。
それだけでうれしい。
お店情報
店 名 | 滋味 康月 |
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住 所 | 〒525-0032 滋賀県草津市大路1丁目11-14 フロント草津ビルB1F |
TEL・予約 | 077-562-2238 |
営業時間 | ランチ【月・木・金・土】※ランチ営業日に注意 12:00~14:30 (L.O.14:00) 入店は13:00まで ディナー【月・水・木・金・土・日】 18:00~23:00 (L.O.22:30) ランチ営業、日曜営業 |
定休日 | 火曜日と毎月の月末日 |
その他 | 席数:19席 個室:有(4人可、8人可) ☆半個室(テーブル席)有 ☆座敷は10名まで可能 禁煙・喫煙:分煙 昼は全面喫煙不可、夜は全面喫煙可 駐車場:無 |
滋賀県草津市大路1丁目11-14 フロント草津ビルB1F ※お店及び、ギャラリー・美術館などの情報は記事作成時点のものです。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください |
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