昼寝と遅れて咲いた彼岸花
地の底に引き込まれるような昼寝をした。
子供の時しか知らない眠り方だ。
2日間ほど、寝不足をして、体はアップアップしていたけれど、目の前にある用事が終わるまではと気持ちだけで起きていた。
昼食が終わると夕方まではフリータイムだ。
テレビの前の椅子に座ると、瞬間に意識が無くなった。
遠くで携帯音が鳴って目が覚めたけれど、頭はボーっとしその何とも言えない心地良さは、どこまでもどこまでも続くような深い眠りであった。
このために睡眠不足をしたのかと思うくらい、深く眠れた。
昨日、今年初めての彼岸花を見た。
毎年9月の彼岸には、何時の間にと驚くほど方々で赤い花を咲かせていたのに、今年はいっかな見当たらなかった。
萩の花は、暦に合わせて咲いたし、ハナミズキの紅葉も始まっている。
確かに高温過ぎて磨に合わせるのは、植物と言えども難しかったかもしれないが。
彼岸花は見かけによらず頑固者なのか、10日遅れの開花に思えた。
今日の気温は30℃を超えているが、あと10日もすると上着が欲しくなる季節がやって来るだろう。
リズムが微妙にずれながらも、不思議と重なり合う瞬間があるということだった。 遅れて咲いた彼岸花も、深い眠りに落ちた私も、どちらも一度狂ったリズムを修正するかのように、その時が来れば自然と正しいタイミングを見つけ出すのだ。
この眠りの心地よさは、あの彼岸花の遅咲きと共に、まるで私に「自然に任せればよいのだ」と言ってくれるようなであった。
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