きなこのトリミング

トイプードルの写真を見るとみんなすごーく可愛い。
家のきなこも可愛いはずだけれど、トリミングをしてくるとまるで別犬になる。
どう別犬かというと、可愛くないのである。
プードルの顎はボンネットバスのようでしゃくれている。
このしゃくれがきなこは長いようだ。
12月に避妊手術をしたので、年内のトリミングのチャンスを逃がして、くたびれたモップのようになっている。
どこかでカットしなければならないのだけれど、今回で4回目になるトリミングにどこに連れていけばいいのか決まらずにずるずると今年も10日が過ぎてしまった。
3回目のトリミングの時に、私の要求に少々無理がある事は気がついた。
きなこは人間でいえば、キツネ顔である。
それをタヌキ顔にしたいと思っているのだから、トリマーさんが悪いわけではない事は重々承知している。
自分の顔の叶わぬ夢をきなこに押しつけて、トリマーさんに無理難題をお願いしている。
今日も、懲りずに初めてのトリマーさんに狐から狸への変身をお願いした。
「あら~可愛い。ええ、ええ可愛くなりますよ~~。あら、大人しいわねえ~」
きなこは典型的な内弁慶で外ではワンともいえず、ブルブルと震える犬なんです。
可愛いかどうかは、カットするとわかりますよ。と内心で思いながらお預けする。
初めての時のような期待感があるわけではないけれど、可愛く作りましょうねえの言葉に期待がかかるのは、明らかに「犬バカ」
数時間後
「きなこちゃんは、やはり顎が長いようですねえ」の言葉と共にきなこは帰って来た。
「プゥーーー」
やはり、きなこはチャップリンの靴のような顔をして帰って来た。
トリマーさんの努力の跡も良く分かる。
きなこは疲れてぐったりと眠っている。
彼女は毎朝鏡の前でチェックをしているけれど、明日の朝びっくりするんじゃないかしらん。
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