秋の日ざし

風雅舎

空の様子がすっかり秋に変わった。
朝ベランダにあがるとカッと照りつけていた日ざしは柔らかくホカッとすら感じる。
「来る日の寒さを物語る」とは今の事を言うのかしらとフレーズが浮かんで来た。
今年も2ヵ月半で終わろうとしている。
「北海道の十勝岳の紅葉をみようよ」「11月なら信州の紅葉は間に合うよ」とか言葉ではいいながら、現実に追いまくられている。
人の気配のない家は久しぶりである。
子供が学校に上がって以来昼間は一人で過ごす生活が去年まで続いていたが、連れ合いが人生2毛作を唱えはじめて、生活は一変している。
私の母は、明治39年の生まれで去年亡くなった。子供の居ない姉が近くに越して来たが既に80歳である。我が家は長生きの家系であるらしい。長生をリスクと考えると惨じめになるので、連れ合いの還暦を前に舵を切り直し、2毛作にとりかかっている。
と、いっても「武士の傘はり」のようで誰彼にアドバイスを頂きながらヨチヨチ、ゆるゆると準備をしている。
コスモスが咲き穏やかにぬるい風が吹くと、そーっとしていたい気持ちがあるが長生きをして若い方々にご迷惑をかけないように覚悟のいる世代である。

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