NHKのど自慢チャンピオン大会

のど自慢チャンピオン大会は毎回私を感動させる。
今年のチャンピオンは民謡を歌った福島県の石井敦子さんだった。
歌い始めた途端に鳥肌が立った。
ストレートに飛び出す声量に圧倒された。それを支えるお姉さんのお囃子が又素晴らしかった。
けれど、出場者は石井さんだけが飛びぬけていた訳ではない。
みんな厳しい競争を勝ち抜いた14人、素晴らしい歌手の競演いやそれ以上の感動の歌声だった。
小さい子供のいるお母さんだったり、一級建築士の資格取得の勉強中であったり、本当に普通の人たちだ。
いきなりNHKの大ホールでフルバンドで歌うのは、さぞかし足も震えるのではないかと心配するのに、そのけぶりも見せずに歌いきった。
最近の若い人の歌は、何を歌っているのか私には聞き取れない事が多い。
けれど、今日は審査員の方々も涙をこぼしながら「歌詞がひと事ひと言が胸に飛び込んでくる」と言われたが、まさにその通り私の胸にも飛び込んだ。
しみじみ歌詞をかみしめるのはシャンソンしかないと思っていたけれど、嫌どうして日本の演歌?も捨てたものではない。
ブラジルから来たと言う若い男性が歌う「みかえり富士」は初めて聞いたけれど胸に響いた。
この大会が終われば、又普通の生活に戻るのだろう。
普通のお母さんが歌手に聞かせたいと思うほどの実力があると言うのも私を愉快にさせる。
コメント
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私も感動しました。
翌日、そして本日と、「みかえり富士」が蘇ります。
「想い出すんだ 武骨な祖父を」・・・この言葉で
何度も何度も、明治生まれの祖父のことを思い出し
今の自分が祖父に、どう見えるかと思うと・・・
彼の歌をまた聴きたい。
みかえり富士さま
良かったアー同感を頂いて。
日本人なら胸に迫る曲でした。