楽園 ‐ 宮部みゆき|大聖堂 ‐ ケン・フォレット

読む本に迷った時に読みたくなる本は「宮部みゆき」 の小説だ。
注意しないと同じ本を買うというボケを演じるので最近はアマゾンでゆっくり確かめてからポチッと押している。

「楽園」は交通事故で亡くなった少年に透視能力があったのか知りたいという母親敏子の依頼から始まる。
最近の小説によく使われる方法だなあーと関心半分で上巻だけを購入した。
読み進めると半分を超えたところから一気に物語が展開して眠れなくなるほど没頭した。
急いで下巻を購入。
下巻を読み終えるのには3日かからなかった。流石に宮部さん。
単に超能力現象使っただけの話にはしていない。
物語の中心となる二組の家庭とそこで起きた事件が読み始めてすぐに明らかになり、しかも既に解決している。
それにも関わらず、その先を読みたくなるのがこの小説の魅力。
小説の核心は犯人ではなく動機にある。
読み進むにつれて事件の当夜に何があったかという点に謎が絞り込まれていく。
家庭という「楽園」の内部にある「不気味なもの」の正体は何なのか。
またもや「宮部みゆきの世界」にはまってしまった。

DVDもあります

きなこのつぶやき
DSC_0398.JPG
お母ちゃん、宮部さんの本はベッドに持ち込んでお風呂は別の本を置いてるよ。
「大聖堂」の上巻も面白くなさそうに読んでたよ。
あのね、お母ちゃんは翻訳物に弱いんだよ。
児玉清さんの推薦本だから面白いに決まってるって、随分我慢して読んでたらこの頃急にオモチロクなったんだって。疑い深い性格なのかもね。ウチのお母ちゃん。

ドラマ化されたDVDもあります

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