怖い脱水症

姉母の体重が1週間で4kg増えて来た。
足がむくんでいる訳ではないのに知らぬ間にじりじりと体重が増えた。
姉母の体の中がどうなっているのかさっぱり分からない。
分からないのは不安なので、日赤病院の循環器を受診した。

血液検査、心電図、レントゲンといつものコ―スを巡った。
すると元気のなかった姉母が「懐かしい」と嬉しそうにいって元気になったのは気のせいではなかったような気がする。
3日で急激な体重減少を起こしたのは脱水によるものだった。
翌日は主治医の回診日だったので利尿剤を減らしたことにより、事なきを得た。
その時は「これで心臓は楽になったでしょう」と言われたけれど今度は腎臓が持たなくなっていた。
入院中にどうしても抜けなかった胸水が全くなくなった。
今では血液中は水分がないのに腎臓が機能しないので、体内に水が溜まり始めて体重が増加した状態にある。
「これでは何も食べられないでしょうから、塩分制限など考えずに食べられるものを食べさせる方がいいです」と言われたけれど姉母は待ち時間に水の代わりに持参したスイカをパンの代わりのバームクーヘンを食べている。
「そういえば2月もお寿司で生き抜いたんですね、貴女が食べさせられている間は、データーなどは気にせずに顔色だけを見ていればいいです」と言われた。
次の予約は12月に入っている。
「12月に元気になって又来ます」と言うと先生はにやりと笑って『待ってますよ」と仰った。

夕方近くに帰ると、歯科の先生が待っていた。
今日は全体の検査とクリーニングだったけれど、自分のカメラを持ち込んで口の中の写真を写していた。
これからは月に二回来て下さるそうだ。

私はクタクタだったけれど姉は意外に元気で夕食も半分くらいは食べていた。
いえ、食べさせた。
これからは介助で人さじでも多くの食事をさせなければならない。
施設の方のご協力も得られそうだし、歯科の先生の回診もあるので口腔ケアーも良くなるだろう。

「この夏を乗り越えさせるぞー」と新たにファイトが湧いて来た。
トップ写真は帰り道で見つけた夕焼雲、綺麗だった。

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