お盆の風景

舞鶴の義兄が昨年10月に突然他界して、呆然とする間もなく今年は初盆。
道が混むからと早目に比良を発ったけれど、既に道路は渋滞が始まっていた。
幸い小浜経由の道路は敦賀方面の分岐から空いてきて、午前中に義兄の家に着いた。
義兄の一人息子S君がお嫁さんと3才前の坊やと出迎えてくれた。
義姉はすっかりS君に全てをゆだねて、落ち着いた毎日になっているように見受けた。
真新しい、仏壇とお墓に手を合わせて、人生の短さを思った。
家人の両親も舞鶴に眠っている。
お墓は既に綺麗にされて、たっぷりのお花が活けられていた。
線香を手向けて手を合わすだけ、お参りには10分もかからない。
家から100kmの距離を思い出話をしながら、行くのが一番の供養だろうか。

入道雲が今日も湧いて、この先でパラパラと雨になった。
IMG_1030.JPG
若狭海岸の海水浴客は少なく、遠くに帆船が見える、穏やかな風景だ。
この海岸から北朝鮮に拉致されたという報道を聞いてから、何十年か過ぎた。
まで、何も解決されていない。
IMG_1034.JPG
帰りは久しぶりに朽木村コースを選んだ。
一昨年の大雨で所々で山崩れがあって、道路が不通になっていたけれど、片側通行はあるものの全線通過できた。
ここの水辺はオートキャンプ場で車がぎっしりと並んでいる。
私たちもそんなキャンプをしたな―。
お盆は色々と思いだす。

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