ドラマ 警官の血

2日間に渡って5時間ものドラマを見たのは久しぶり。
テレビで、5時間もかけたドラマはかなりの気合が入っていると思ったけれど、私としては不満タラタラ。
「親子3代、警察官の60年の長きに渡る正義と復讐の闘いが始まった」というコピーに引かれたのだけれど、3代にわたるドラマにしては全体としての繋がりが薄くバラバラに個人の事情が独立した物語になっている。
警察組織の暗部を暴きたいのか、警官一家の3代が強い正義感で警官と言う職をまっとうしながら祖父を殺した犯人に迫りたいのか焦点が割れている為にストーリーの筋が意味不明のパッチワーク状態だ。
前半では美少年連続殺人事件と祖父殺しが物語全体を覆うのかと思っていたけれど、コピーで言われるほどに大きく全体の構成を支配しているようではない。
後半は紫綬褒章を受けられた鶴橋康夫さんが脚本、監督と言う事なので多分私の見方が違っているのだろうと思いつつ、テレビの前に座り込んで観賞したけれど、前半以上につまらない。
時代は戦後23年からスタート、私の人生と併走しているので背景は分りやすい。
が、若い人たちには唐突な場面の展開で物語の筋がわかりにくい構成になっていたのではないだろうか。
演出過剰か演出不足か所々ありえないと突っ込みを入れながら見ていました。
初めから犯人がわかっているミステリーはなぞでも何でもなく消化不良。
多分小説はもっと面白いのだろうと、このもやもやを原作にぶっつけたくなった。
全部をしっかり見ていたわりに「しょうもない」が感想になったのはまことに残念。

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コメント

    • sazanka
    • 2009年 2月 10日

    どことなく春らしい比良の風景ねえ。春霞に煙っているような。遠くに梅か桃でも咲いているような。
    土曜日 こどもたちと桃・アイリス・菜の花を活けました。9回目ともなると手つきもいいもの、さっさと活けなおす1年生の子にビックリ・喜び。昨日は水盤にたっぷりの桃・アイリス・ちゅうりっぷ・菜の花と活け満足。庭の白梅も今年はみごとに咲いてくれました。クリスマスローズも咲き始めましたね。
    春はいいですねえ。
    昨日 久しぶりで会ったお友達がバックを作ってられる井関さんとお知り合いということでおどろきました。

    • skog
    • 2009年 2月 11日

    sazankaさん
    例年にない大雪の後、暦が2月を飛ばしたような暖かさですね。
    家のクリスマスローズもすっかり大ききなりました。
    このまま春が進んでくれると良いのですが3月の「比良八荒」までは気が緩めません。
    それがすむと比良の山の中はピンクの三つ葉つつじが咲きます。
    是非お散歩にお出かけ下さい。

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