買えない味 ‐ 平松 洋子|食卓の風景

昨日、書店で平松洋子著「買えない味」という本を立ち読みするうちに、ウンウンとうなずいてしまった。
彼女もテーブルクロスに、はまっているらしい。
私が育った環境も彼女と同じくテーブルクロスを使ったことはない。
食事の風景は固く絞った台布巾でキュキュと隅々まで丁寧に拭かれた食卓を思い出す。
今私が使っているテーブルは120×180大テーブルなので市販のクロスでは間に合わない。
あれやこれやと掛け替えて今はリネンのナチュラルに砂色のリネンを重ねている。
アンダークロスもあるので3枚がテーブルの上に重なっている。
食事はその上に半月膳を置いて頂く。
よほどの粗相がないと、クロスが汚れるという事はないのでクロスの洗濯はその昔テーブルを拭いていたいた頃のように清潔ですとはいいがたい。
クロスの上にランチョンマットという設定もあるが、私はそうしない。
半月膳の上に器の位置を決め、箸を置いて仕上げる。
一人ずつその膳を配りその膳を下げる。

平松さんの食卓は箸置きの位置をビシッと決める事が最初らしい。
私は最後に箸を置いて仕上げる。
箸置きは省略して膳の淵にかけることもある。
箸の帰り場所を決めておかないと、茶碗や鉢にかけているのはみっともない
というところで返答に窮した。
膳の淵に私がかけて出しても家族は膳の淵を箸置きとは思ってないだろうから。
箸置きも凝り始めると四季のあるものだけに面白い。
平松さんは最初は石ころだったとか。
まあ、私とした事がしっかり立ち読みしているわ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

書評・レビューの情報収集

ブログランキングで書評・レビュー関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る