混沌の中に宝がある。伊那の不思議な市場、グリーンファーム探訪

長野県伊那市ますみヶ丘にある「産直市場グリーンファーム」。
ここは一言では言い表せない、不思議な魅力を放つ場所である。

一歩足を踏み入れれば、もう抜け出せない。
そんな魔力を持ったファームなのだ。

数年前、「かんてんぱぱ」工場から「権兵衛峠」へ向かう途中に、偶然この場所と出会った。
最初は正直、あまり入りたくなかった。
しかし駐車場にはずらりと車が並び、気になるではないか。
好奇心に負けて、寄り道してみた。

入口には中古の冷蔵庫や洗濯機が山のように積まれ、何とも言えないカオスな雰囲気を醸している。
まさに「勇気を出して踏み込む」感覚である。

中へ進むと、鋏や手袋などの農具から、封筒、薬缶、洗剤といった日用品まで、驚くほどの品揃え。
しかも安い。
その安さに惹かれ、気づけば宝探しのように棚を巡っていた。

さらに奥へ行くと、お菓子やパン、食用の虫のコーナーがあり、その向こうには野菜と果物が山のように積まれていた。
どれも新鮮で、他よりもずっと安い。
夢中になって買い物をしてしまった。
それ以来、私にとってここは「外せない場所」となった。

そしてもう一つの見どころが、植物コーナーである。
苗や植木が並び、金魚やメダカまでが同居している。
その一角には古物がぎっしりと詰まっており、まるで小さな骨董市のようだ。

きれいな服では少しためらうかもしれないが、構わず奥へ進めば必ず宝物に出会える。
外に出れば、ヤギまでいるのだから驚きである。

ある日、このグリーンファームがNHKの「ドキュメント72時間」に登場していて、びっくりしたものだ。
どうやらここでは、登録した個人が自由に商品を並べて販売してよいらしい。
野菜などは売り場を見ながら1円でも安く値付けをするそうで、その結果、時間が経つほど価格が下がっていくという。
実にユニークな仕組みである。
こんなねぎを見つけると心が躍る。


このねぎの上には

お正月の飾り。いくら何でも早すぎる。

この「グリーンファーム」は、伊那の人気スポット「monterina」とは一線を画している。
しかし、どちらも甲乙つけがたい楽しさに満ちている場所である。

外へ出れば、周囲には山の緑ばかり。
空気は澄み、環境の良さは抜群である。

明日にでももう一度行きたい――。
そんな気持ちにさせる市場である。

今月末には30周年記念の催しが開かれるとか。
きっと、手に取りたくなる品々が並ぶことだろう。

ああ、行きたや。

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