スペイン カタルーニャ紀行ー6

今回の旅は復活祭の時期にあたり、普通でも休息の多いスペインでも一番休暇の続く時期になったようである。
その分見どころは観光客であふれ、どこも混雑していた。
最終日はモンジュイックの丘からピカソ美術館にまわると、あたりの路地は生活感にあふれ、路地好きの私は美術館に着くまでを十分楽しんでしまった。
美術館の鑑賞と同じくらい鑑賞出来る路地でした。
それで、美術館に着く頃は美術館の周りは長い行列で埋まっていた。
ピカソは日本では良く見られる絵だけど、ピカソ以前のピカソに会うにはここに来る以外ない。
私の関心も勿論ピカソになる前のピカソ。
確かにピカソらしからぬ絵が並んでいる。知らなければロートレック?と思うかも知れない。かなり影響を受けている。
子供の頃に描いた絵などには才能をしのばせているが、青の時代が終わるまでは上手な絵書きさんでまだまだ、ピカソではない。
そうそう、今日はピカソを語りたい訳ではなかったのですよ。
この後、王の広場からカテドラルに近づくと、大勢の声が聞こえて来た。
歌っているような、叫んでいるような。
声につられて中に入ると、復活祭の行事かも知れないが大勢で歌い歓声を上げて一人の人を胴揚げしている。日本で云う所のプロ野球の優勝シーンである。多分祝福なのでしょう。
高みに上がってそれを確認し、ふっと足元を見ると大司教さまらしい方が人々ににこやかに祝福をされていました。
オットト 行かなきゃ。
大司教様らしい方には簡単に近付け、目が会うとにっこり。
「どちらから?」「日本です」「ほおー日本東京?」この際面倒臭いので海外では私は京都人になる「京都です」「オウ、東京」
その後、大きな柔らかい手で握手をしました。
私は節操もなく、にわかクリスチャンになりました。

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