ジャワ島日帰り旅

インドネシアは春休み、15日から新学年がはじまる。
それで家族旅行のピークらしい。
バリ島からジャワ島までの航空券が思うように買えなくて早朝5時半ウブド発深夜12時着の日帰り旅行をした。

飛行機の時間設定とウブドから空港が遠いので時間はかかるけれど、京都、東京間の新幹線移動とさほどに変らない。
ジャワ島についてはッジャワ更紗の本場である事から、更紗ははずせないし、ボロブドゥール寺院とプランバナン寺院の世界遺産も是非見たい。

ボロブドゥール寺院

ブランバナン寺院

ジャワ更紗の工場
ボロブドゥールもブランバナンも2年前のジャワ島地震ですっかり様変わりしたらしい。
無数の石塔が落ち、寺院内部もグチャグチャになって今は外からの見学しか出来ない。

8世紀の建物で密林と溶岩に埋もれていた寺院を19世紀の初めにイギリス人によって発見されている。
この島はイスラム教徒とヒンドゥー教徒がほとんど。
時間が来るとエジプトを思い出すような大きな声でお祈りが聞こえる。
そこにある仏教寺院というところに謎を残す。
ここには、お釈迦様の生涯を表現したレリーフがあり、お釈迦様の事は花祭りくらいの行事しか知らなかった事に気付かされた。
それもイスラム教徒のガイドさんによって。
日本のJICAやユネスコの協力で修復作業が進められているけれど、あまりの石の数の多さ、レリーフの多さでつなぎきれないと言うのが現状のようだった。
ボロブドゥールは大きな公園になっていて今までそこに家があった人たちは立ち退きを余儀なくされた。
公園に入ると「千円、千円」と叫びながら付きまとうには生計を立てるものを失うと言う背景があった。
彼らに屋根つきの店を建ててあげたのも日本のJICAだと説明された。
それにしても日本語の巧みな事。
「千円・・後からにする?」
うんとうなずけば帰りに迎えに来るそうだ。
「あなた、後から・・といいました」
千円のものは買わなかったけれど懸命に努力して日本語を学び、関西からと聞けば「そんなの関係ナーイ」までやってくれたガイドさんに50000ルピア(¥588)のチップを渡した。
ヴィラに帰ってそれが多いのか少ないのか聞いてみたら、えらくヒンシュクを買ってしまった。
「あなた、それは彼らの日当より多いのですよ」と。
家人は感謝の気持ちだから自分の納得するものでいいんじゃないのと珍しくナイスカバーをしてくれた。
それにしてもチップは難しい。

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コメント

  1. チップ、難しいですね。慣れてない上に相場が分かりません。
    「千円、千円」は22年前も同じでした。当時と比べて物価はどうなってるのでしょう?

    • skog
    • 2008年 7月 12日

    タケさん
     22年前も千円でしたか。それは高かったですねえ。
    私が始めて香港に行った頃もそういえば「3つで千円よー」だったような気がします。
    3つが5つになり10個になるそうですが。
    物価の相場なんてないんですよね。
    千円が日本人にとって分かりやすい金額ということでしょう。
    この島では月の給料が5000円くらいだそうです。

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