所得格差の拡大

日本では「所得」による格差が「勝ち組、まけ組」と差別して言われるようになった。
最近の新聞では「富裕層」という言葉をよく聞く。
日本人の平均貯蓄額は1680万円(平成14年度)といわれている。家は平均どころではないというご家庭の方が大多数ではないでしょうか。単純に平均を出されると0点と100点を2で割れば平均は50点になるよと言うくらいの平均ではないでしょうかね。
ある統計では労働者の5割は60才までに預金は1000万円以下であるし、500万円以下の人も2割はあるといわれている。
一部の富裕層で平均点を上げられて、庶民はいつも平均点以下である。
ところが平均点以下が普通で中流である時代はここ5~6年で崩れかけている。
個人所得税の最高税率が段階的に引き下げられた結果、急激に所得格差が広がった。
次に一部の優れた人材が享受する、成果主義の給与大系により普通の人はあきらめ、社会に閉塞感が広がっている。
10数年の不況下で中流から脱落する人の間で「うつ病」がまん延し「心の風邪」ですよという言葉も頻繁に目に止まるようになった。
女性の更年期、男性のうつ、中年の息苦しさといったらない。とぶつぶついっていたが、
現在は若年層では夫婦の分業形態により格差がうまれはじめているらしい。
夫婦がフルタイムで働けば子供が2~3人持てるが働き手が一人の場合は子供の数を絞って中流生活からの転落を防ぐ方法を取らざるを得ないといわれる。そして小子化は加速する。
一方富裕層向けの銀行や車が華々しく宣伝をしている。はなから縁がないから、かかわりはないものの、中流の階段からは滑らないようにぶら下がるのも既に片手である。
残りの片手が滑るまでには小泉さんの改革を間に合わせて欲しい。

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