• 2006.7.19
• 山桜観察記
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桜観察記ー２０

土砂降りの雨の後、蛇口を閉めるように雨が上がった。
何もかもが洗い流されたように空気が澄み琵琶湖の対岸がはっきり見える。
病葉一枚も見当たらないないほど山桜は元気である。
新緑の薄緑からかなり濃い緑に葉の色は変わったが、枝を伸ばし今日もギャラリーを心配気にのぞき込んで来る。
「大丈夫、来月までは持つって！」
と、返事をすると枝の間から垣間見る琵琶湖までが光っていた。