木うその引っ越し

福岡の太宰府天満宮では1月7日に「うそかえ」という神事が行われる。
暗闇で自分の持つ木うそを他人の木うそと取り換える。
なるべく今持っている木うそより、大きな木うそに変えたいと何度も繰り返すことも可能なのだとか。
知らず知らずについてしまった嘘を流すとか、今までの悪い事はうそにして流すと伝えられている。
私が博多を去り、比良でギャラリーを開くと言った時に、大宰府に住む友人が縁起のいい「木うそ」をお祝いに送ってくれた。
10年間、私の机に上で見守ってくれた。
その「木うそ」が10年間のお勤めを終えて昨日、坂本の家に帰って来た。
「ありがとう」とお礼を伝えたかった、大宰府の友人は3年前に天国に召された。
ギャラリー内の片付けをしていると、引き出しの中にはお客様に教えて頂いた美味しいものメモがあったり、情報を下さった方々の名刺等、思い出のかけらが出てくる。
本当に沢山の方に支えられた10年間だった。

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