織り布のリズム・フェルトの彩ー準備編
昨日までの暖かい日から一転、比良は雪国になりました。
東北、関東、甲信越の地震、津波、原子力事故
この1週間、眠れぬ夜を過ごしている被災された方々の事を思う時、企画展をするものかどうか深く悩みました。
一方、この企画展には6人の作家さんが準備を進めてきました。
延期するより、予定の事を予定通りに進めていく事も、人の営みには大事なことではと考える事にしました。
今回初めてskogの企画展にご参加下さる浅井洋子さんの作品が届きました。
これは、ノッティング織りの椅子敷きです。
ノッティング織りと言うのは木綿の経糸にウールの糸の束を結び付けて織りあげる技法です。
椅子の座面によく馴染みます。そして、デザインの可愛らしさにも魅かれます。
浅井さんは 京都で冨田潤染織工房でスタッフをつとめたのち、 現在は、 富山県で染織の仕事をしています。
浅井さんは、ブログに
「普段どおりの暮らし」をする、ことが今の自分の役割と思うので、搬入までこつこつ仕事をして予定通り展示を行います。無理せずこられる方は是非どうぞ。私にとってもあなたにとっても、小さな気分転換になれば、という思いです。「楽しみをたくさんもつ」ことは誰でも持てるささやかな力だと思ってます。なんでもない、「いつもどおり」を並べます。
と書かれています。
企画展は18日から22日までです。
小さな気分転換になればと私も思います。
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