夏のくらし・モノ展ー準備後編
作家さんの力作が揃うと、新米店主は責任重大。
早朝に坂本の庭をウロウロして切り花に出来そうな花を探した。
明日から連日雨との予報もあって、勿体ないより綺麗な内に切った方がいいかと案外思いっきり良く花を摘んだ。
京都に向かう車で渋滞の湖西道路を逆にスイスイと走って比良へ出勤。
毎年、この季節は坂本と比良の庭の花をふんだんに使って企画展の花器を埋めてしまう。
今年は早く咲きすぎたり、まだ蕾だったりで花が揃いにくく、果たしてどうなるかと考えると早朝に目覚めてしまった。
案ずるより活け始めると、これらの花器は沢山の花を必要としなかった。
クレマチス1輪でも、山アジサイだけでも、それなりに合わせてくれるのだ
中島さんの作る自然な陶肌の花器は活けるものを選ばず、柔らかく受け止める。
川北さんにガラスのつららを久しぶりに吹いて貰った。
ガラスの下からポツンとつららの雫が落ちて来そうな花器で何処に置いても納まりが良い。
以前は大きな花を活けていたけれど、小さく活けると狭い場所にもインパクトのある姿で鎮座した。
つららは円錐形の為、自立できず、家人が鉄でバックを作ったのが、鉄とガラスのコラボの始まりになった。
小林さんの草木染めのTシャツやブラウスのコーナー
この頃は化学染料でどのような色も出せるようになったが、かつては草木染が当たり前の時代があった。
科学アレルギーが問題視されて最近は、天然の染料が見直されている。
私は小林さんと初めてお会いした時に爪の中も指先も染料に染まっていたのが忘れられない。
草木染め一筋で来られた小林先生のはんなりと柔らかい色をまとった洋服をご覧ください。
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