幻の蕎麦|長野,開田高原|秋を求めて

「今日行かないと今年の紅葉は見れないよ」と家人の掛け声で、車に乗り込み一路中央高速へ。
今日の紅葉は開田高原に決まり。
中央高速で伊那へ、そこからは全て初めての道です。高度は1000mくらいあるので、紅葉は期待できます。
伊那から権兵衛トンネルを抜けて旧中仙道のR19へ、そこから木曽福島にくだり開田高原経由高山まで。
普通はそこでお泊りのコースですが、月曜日は「かんじる比良」の実行委員会があるので、何時になっても帰らねばなりません。おおよそ700kmの旅程でした。

開田高原はお蕎麦の本場。新蕎麦のノボリがはためく。
店の構えがそれなりの、車がそこそこ停まっているところを見つけて「ここにしよう」と叫べば「車は急には停まれません。
国道筋に停まっている車は当てになりません。」と家人は訳知り顔で開田高原方向の山の中に進んで行きます。
「少し山道に入って鄙びて茅葺き屋根があれば尚、可」なぞとうそぶきます。

おおおっ!すごい車の列。「幻の蕎麦」と看板に書いてある。
ここにしようと車を止めると、ホテルのエントランスと間違えるような板敷きの通路の奥に瀟洒な建物がみえる。
茅葺きの話はころりと忘れて、イタリアンなかんじのお蕎麦屋さんに決定。

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どうも人が多そう、
けれど、おいしい事間違いなしの空気が満ちている。
5番目なら待とうか。
まさかの前の方々は8名、6名、4名と団体様ばかり。
うううーー。出たいと気が付いた時には30分は待っていた。
くやし紛れに待ち続けるとどうやら、ラストの客になってしまった。
私達がテーブルに着く頃にはあたりの人影は無くなり静寂に。

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蕎麦茶の香ばしさに盛り上がる期待
「お客様、本日限定蕎麦は全て終了しましたので、これとこれの中からお選び下さい」
あーー!!ついてない。
山菜の葉脈だけでつなぎ通常の10倍の時間をかけたという蕎麦は強いこしでのど越しもよい。
未だ新蕎麦ではなかったけれど、待った甲斐のあるお蕎麦でした。
けれど、ここに使った2時間が後々に与えた影響は大きかった。
あっ、紅葉のつもりが何時の間にやら、お蕎麦の話に変わりました。
やはり、花より団子は強いです。

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