正悟屋 ‐ 鮨|ならまちと京都

久しぶりに奈良へ行った。
下宿のおばさまが木津の施設に移ったので、奈良町まで入る事がめっきり少なくなッた。
奈良までは小1時間かかるので、どうしても昼時になってしまう。
夏休みの出にくい平日なら空いているかと、奈良の入り口にある「くるみの木」に寄ってみた。
ここのオープンは午前11時半、今時は45分
ところが駐車場は満車に近い。
ランチを待っている方が既に10組いらっしゃるそうで1時間半待ちとの事。
家人が「うーん、こういう仕事にならんといかん」と感心していた。
休日でもない時に出かけているskogはどうなるやら。
それで、いつもの正悟屋さん(※現在は閉店しています)に寄ってみた。
いつも和服をキリッと着こなす女将がTシャツ姿で新聞を読んでいた。
去年の奈良遷都1300年祭の賑わいを最後に奈良町はひっそりしてしまったと話してくれた。
奈良公園の鹿も中央分離帯まで出てきてのんびりと草を食んでいる。
町中は、人通りも少なく商店街に50%70%割引の紙が翻っていたけれど、お客様の姿は見当たらなかった。
これは震災だけの所為ではないと女将さんはおっしゃる。
小さな路地に数件並ぶお店も人影がない。
奈良はくるみの木のひとり勝ちのようだ。
京都「マロニエ」からsaleのお知らせが届いた。
こういう有名店のsaleはどんなもんだろうと暑い中、出かけた。
誰もいない店内に10%、30%割引の小さな紙が置かれている。
saleが終わると8月は夏休みに入るそうだ。
70,000円のbagが10%割引で63,000円になる。
7,000円の割引は確かに嬉しいけれど、63,000円のバッグが好きなら、私なら70,000円の時にすでに買っていると思う。
高いか安いかと言うより、自分にとって価値があるかないかの方が試される。
京都駅のホテルグランビアでお茶をしたら、想像を絶するケーキが運ばれてきた。
ランチ後のデザートのつもりだったけれど、半分しか入らなかった。無念。
京都駅構内
電車で出かける事がないので、駅の風景は珍しい。
近代的な建物も素敵だけれど、旅に漂う旅愁は感じられない。
つい、昭和時代の駅舎が懐かしくなる。
年を取ったなーと思うのはそんな時だ。
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