歩けるようになりますように
七夕の笹に短冊が揺れていた。
姉母の施設での事。
姉母の短冊を探してみると「歩けるようになりますように」と書いた短冊に名前が書かれていた。
ケアマネさんに、そういう短冊を書いていると言われたのを思い出した。
耳で来たいた時は「そうだろうなー」と思っただけだったけれど、現実に短冊を見るとグッと胸が詰まった。
「歩けるようになりたいんやね」と言うと「うん」と頷いた。
突然骨折して以来姉母の生活は180度変わった。
一夜にして運命が変わったのだから受け入れるのは大変だっただろう。
今では淡々と日々を過ごしているように見えるけれど、胸中は色々な思いが交差しているだろう。
私には到底耐えられない。
先日から姉母の爪が伸びているのが気になっていた。
それなのに、今日も爪切りを忘れた。
今日はその爪も切られていた。
ホッとした。
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