日常にもどって

企画展中は生活の中心を全て企画展にシフトする。
はずなのに、急に食器戸棚の中が気にかかり掃除をしたくなる。
これは、掃除をしたいのではなく、企画展に頭が集中している証拠なのです。
おかしいでしょ。
普段思わない事を考えると言うのは私にとってテンションが上がっていると言う事。
もう一人の私が企画展後に出来る事はその後にしようと言い聞かせるのです。
企画展が終わると、もう食器棚の中なんて気にもしなくなると言う事も分かっている。
人間の脳はこういう事をするから面白い。
企画展が終わった昨日
体中が緩んで、何とも言えない充実感に包まれる。
というのに、家人は鉄工房に行って、年内に納めるオーダー品を作り始めた。
私は、耳鼻科の待合室に朝から座っている。
咳が出始めると止まらなくなった。
待合室で雑誌を読みながら緩やかな日常の生活が何か特別ないい日のように感じる。
忙しい日があればこそと感謝している。
定年はサンデー毎日と待ち遠しかったけれど、サンデー毎日は私たちに合わなかった。
来年はどうしようと企画を考えながら、追われるように過ごす毎日が身に合うようだ。
昨夜は、鉄工房で冷えて帰る家人に粕汁を作った。
粕汁の湯気まで穏やかな日だった。

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コメント

    • あっちゃん
    • 2010年 12月 16日

    お疲れさまでした!! この日は さぞかし充実した1日だった事でしょう! お電話での嬉しそうに弾んだお声の意味が このブログ拝見して解りました。
    いつも 楽しく明るくしてくださる谷口さんご夫婦のお顔が粕汁の湯気の中に浮かんできます。
    どうぞ ゆっくり お楽しみください そして
    また 来年もどうぞよろしくお付き合いくださいませ。

    • skog
    • 2010年 12月 16日

    あっちゃん
    去年は感じなかった解放感があるんです。
    去年は企画展が終わるや否や、姉母の癌検査と入院準備、九州に母の法事に帰ったりと息つく暇もなかったものね。
    今年はそういう予定がないので、なんだかほっこりしています。
    こちらこそ、来年もよろしくお願いいたします。

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