季節外れ

ひと雨ごとに蒸し暑くなる。
そんな日でも夕方になると急に涼しくなって季節の変わり目を感じる。
だからと言ってミカンの季節には未だ早いよ。
お盆のみかん
クリスマスの苺、すいか
半年早く市場に出して珍重された時代は終わった。
苺の季節は12月でミカンは8月と決まってしまえばなにも珍しくない。
そんな事の為に膨大なエネルギーを使う生活をそろそろ止めてはどうだろうか。
坂本の家に越してきた年のクリスマスに苺のケーキを買った。
ひどく新鮮に感じたものだった。
今から思えば、その頃はバブルのはじまりだった。
それから既に30年が過ぎ、クリスマスの苺は少しも珍しくない。
エネルギーの危機が叫ばれる昨今、ビニールハウスの灯油も高騰しているはず。
高速道路を走っていると、灯りのともるビニールハウスが夜の闇にズラリと並んで見える。
価格安定どころか灯油の高騰はそのまま製品の価格高騰につながっていた。
野菜も魚も工場生産しそうな勢いだけれど、私たちはそんな生活を望んで来たのだろうか。
いつの間にかその風潮に疑問を持つ事も忘れて慣れていったのではなかったかしらん。
この機会に元の生活に戻り、季節の物を食べる暮らしに戻りたいと思う。
トマトがチラホラトスーパーに出回って来た。
ほんの1週間の辛抱だった。
1週間くらいなら1個100円でも買ったけれど、いつまで続くのか分からない時は100円のトマトは脅威だった。
頂き物のミカンを前にして今年は複雑な心境になった。

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