めがね|小林聡美,市川実日子 脚本・監督:荻上直子|ゆるゆる映画

久しぶりに大きな雨音が聞こえてきた。
カラカラに乾いていた地面に、しみこむ様な雨音を聞きながらウトウトと朝寝をした後、午後から京都へ映画「めがね(YouTube)」を観に出かけた。
3時からの上映を目指して行ったのだけれど、満席ではいれなかった。
急いで京極の大型シネマ館にいくと土曜日で終了している。
再び京都シネマへ引き返して最後の1枚に近いチケットをゲットできた。

映画「めがね」はゆるゆると流れる時間を表現していると前評判だった。
ゆるゆるした「めがね」を観る為に思いっきりバタバタした私は周りが暗くなるとスーッと眠りの世界に引き込まれた。
ゆるゆるした映画といわれるが目覚めた時も同じシーンでさほどに進んでいないのは幸いだった。
海の美しさと美味しい食卓の演出の為にか登場人物は少なく、何をする人なのか、人間関係はどうなのかと普通のシネマなら一番重要な要素はすっぽりと抜けている。
観る人それぞれが登場人物像を頭の中に作りながらきれいな海の映像をみて
106分のシネマの中で登場人物とシンクロしていく。
観終わって再び明るくなった会場に静かなため息が聞こえていた。

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コメント

    • kurashi/tanaka
    • 2007年 10月 09日

    僕も日曜日に観て来ました。
    この映画は、劇場で観ないと
    良さがわからないですよね!?
    『そろそろ曲がるべき角があるはずだと、不安に思ったところから、80メートル先に曲がり角があります。その角を曲がれば、目的地までまっすぐです。』
    が、良かったです。

    • skog
    • 2007年 10月 09日

    田中さん
    めがねの感想は同感です。
    ホント、劇場で観ないと良さは分かりませんね。
    skogは比良ゲートからまさかと思う方向の200m先にあります。

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