おくりびと|本木雅弘,広末涼子 監督:滝田洋二郎 脚本:小山薫堂

大人気で待つ事2ヶ月、ようやくDVDを借りて映画「おくりびと(YouTube)」を観ました。予告編でしか知らなかった印象的なあのシーンが思いがけない展開になるとは予想だにできません。笑わせて、胸を熱くさせ、久しぶりにのめり込める映画でした。
納棺師の所作は、お茶のお手前のように流れがあって美しい。いつしかその所作に見とれ、自分もこうして送られれば、幸せな最後だったと納得がいくような映画でした。

必ずいつかは迎えるおくりびとの日、おくられびとの日
葬儀の背景には色々と複雑な物があるから、お葬式という映画が出来るほど人の死はドラマティックな要素がある。その背景を上手く料理して、ドラマに重みをつけている。
主演の本木雅弘さんが2ヶ月前までオーケストラのチェロ奏者という設定も納棺師の前職歴としては異色の設定だったけれど、各所でチェロの演奏が流れ、ともすれば陰気になりかける納棺の仕事を美しく謳いあげる。
庄内平野の美しさともども、映像を盛り上げている。

この映画が外国で評価されたというのは、不思議な感じがする。
が、全世界人は死ぬ事が分っている以上、いつか訪れる日を思い出させることになったのだろう。
重いテーマになりがちな「おくりびと」は、美味しい水のようにスーッと胸に落ちていきました。

かんじる比良のデジタル写真が充実してきました。
さらなるご応募をお待ちしています。

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