社会格差
京都には本になるほどの名旅館がある。その名は「俵屋旅館」
そこに泊まる方々は異口同音に部屋のしつらい、接客、食事を褒めている。
どんな旅館にも一人や二人「名声ほどではない」とコメントするがこの旅館については、それを聞かない。
私は玄関前を通ることはあっても中まで入った事はない。
物おじしない性格の私が入れない雰囲気が周りに漂う。
そのたたずまいが良すぎるのである。
先日たまたま俵屋グッズを扱う「遊形」の前を通りかかり、中に入った。
なるほど、接客マナーはその辺の雑貨屋の比ではない。何が違うのか暫く観察してみた。
優しい笑顔、丁寧な言葉、十分なおじぎ何処も非の打ようがないのに却って窮屈さを感じてしまう。
昨夜NHKで「日本のこれから」という番組で「社会の格差」について語られていた。
私は「俵屋」に似合わない。勝手にそう思っている。
コンビニやファミリーレストランでいきなり「こんにちわ」と言われるのも面喰らってしまう。慇懃無礼も小馬鹿にされたように感じる。
自分の中に「社会の格差」を作っている事を感じている。
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