何故か朝から鍋磨き
朝から汗を流して鍋磨きをした。
なんでこういうことになったかというと、昨日skogでパンを焼いていた娘が、使った布巾を持ち帰ってハイターにつけていた。
流しのボールからハイターの匂いがする。
ハイターより、熱湯消毒の方がいいんじゃないのとフッと思って大きな鍋を出した。
そこに長い事捨て置かれた銅の鍋があったのが事の始まりだ。
銅の薬缶を富山の総曲輪商店街で買ったことがある。
35年くらい前にその美しさに惹かれたのだけれど、結果は悲惨な姿のまま捨てられた。
磨きが追いつかなかった。毎日磨かないと周りの油が飛んだり、ガスの火で黒ずんだからだ。
この鍋を買うときもその時の記憶が蘇りかなり躊躇したけれど、銅の柔らかい曲線に今度こそと誓って入手した。
けれど、結果は同じ。
その鍋を今日は磨くぞーと決心した。
netのおかげで鍋磨きの情報は豊富になっている。
net情報によると酢に塩を入れてそれで磨くと良いというもの。
ホントかなーと試してひとふきした状態。
この鍋でも20年は経過しているだろう。
20年分が酢と塩で落ちるとは信じていないけれど、最初のひと吹きは感動的だった。
元の形
見た目はいいけど収納に困るという鍋だった。
高島屋で展覧会をしていた寺山光廣さんの鍋に一目惚れをした。
最初のひと拭きは落ちたけれど、元の輝きを取り戻すには程遠い
手当たり次第に色々と試した。
石鹸ペースト、重曹どれもダメ。
ルクルーゼの磨き粉があるが琺瑯専用と書かれているので銅に使うには躊躇する。
けれど今手元にあるのはこれしかない。
行っちゃえと濡れた布にペースト状のクレンザーをつけて拭くと、魔法のように落ち始めた。
嬉しくて熱心に磨きはしたがここまでで限界だった。
初めの写真に比べれば、やりがいのある仕事だった。
展覧会のお知らせ
吉本 燿里 新春書華展
2014年1月3日(金)~15日(水) AM10:00~PM7:00
会場 わに平ギャラリー都千本 平和堂和邇店 2F
昨日、ちょこっと覗いてきました。
大作からはがき大まで、かな文字や漢字で書かれています。
静謐な空間で大きな書と向き合うと圧倒されるものだけど、吉本先生は心が伝わるような書でした。
是非、お出かけ下さい。
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