容疑者Xの献身 ‐ 東野圭吾|(出演) 福山 雅治、柴咲 コウ(監督)西谷 弘

東野圭吾さんは書店に行けば常に平積みの所に位置取る売れっ子作家さんだけれど、何となく手を出さないでいた。
「容疑者Xの献身」は帯に私の一番苦手な数学と物理の学者が殺人事件を巡って推理の展開をするというような事を書いていた。
と、思う。何故か帯が見当たらないので・・。

数学と聞くと身の毛がよだつ私は恐いもの見たさで手に取った。
大学で物理と数学を専攻しお互いに尊敬しあう二人が久しぶりに出会ってみると相手のアリバイを崩す役目と仕掛け、挑戦する役目になっていた。
詰め将棋の名人戦を見るときのような緊張感がある。
先手を考えて証言を小出しにし、最後は献身的な結末へと導く。
天才数学者はあまり冴えない高校の教師をしている。
例によって生意気な生徒が受験に必要の無い数学をなぜ学ばなければいけないのかと質問をした。
すると数学者は生徒の好きなオートレースにたとえて、
「走行距離というのは刻々と変化する速度を積分したものだ。どのバイクも同じ距離を走るのだから勝つには速度の微分をどうするかと言うのが重要な要素になる」と説明する場面があった。
私も、この難解な言葉をこのように説明されたらさぞかし数学好きになっていたかもしれないなあー。
教師はまず国語に強くあれなどと、余計な事を考えながらいっきに読んでしまった。

映画版DVDもあります


先日「イエヒト」の本でskogのことを知り、ソトン壁と赤い窓枠を確かめたくてと名古屋からわざわざ若いご夫婦が来られたそうです。
それで書店に出かけたついでに建築雑誌のコーナーを見るとイエヒトは2冊残っている。
1冊を取り出して平置きにしてしまった。

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