冬のイチゴ

真冬にイチゴが店先に出回るようなって久しい。
初めて冬のイチゴを見たのは30年くらい前だったと思う。
当時は多分1パック¥1000位していたのではなかろうか。
クリスマス、お正月と日本では一番消費の伸びる時期に合わせているものと思うが、お歳暮用のスイカと並んで私は気分を害し、決して買わなかった。
高いから買わないという理由もあった。
露地イチゴが出回って、1パックが¥300くらいになるまで買わないと決めている。
ところが今年の冬は既に¥300台で出回っているから余計に腹が立つ。
地球温暖化とか、オイルの高騰とか言われ続けても、畑の中のビニールハウスはどこも、明かりが煌々と付いている。
地産地消とか食のマイレージとか色々言われても消費者が求めれば、求めに応じて大消費地にむかい季節外れのものが作られ運ばれていく。
不景気といっても誰かが消費しなければ益々不景気になる。
時節柄致し方なしといいたいけれど、暖房をじゃんじゃん使う季節外れのモノを見ると最近は胸が苦しくなる。
オイルが高騰した今年何故イチゴは安いのか?
さっぱり分らない。
100年に一度の大不況といわれても流石の私も100年前は知らないので、生まれて初めて感じる大不況の感じはする。
株の暴落に留まらず、実体経済に影響が及んでいるので、立ち上がるのには猛烈なエネルギーがいる。
スローな生活とかエコ生活というのを本気で実践しながら、ゆっくり季節に合わせる生活が実感出来るようなくらしに戻してみたい。
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