加藤 廣の生き方

都会風景

日経新聞社は多摩支局開設1周年のシンポジュームを開き「多摩に暮らして、高齢社会もベンチャー精神」のテーマで加藤 廣氏の基調講演を行った。
と、云う記事を見つけて日曜日は少しハッピーだった。
その中で「金を稼ぐのには才能がいる。ためるには忍耐が、使うのには文化がいる」と語られた。なるほど、稼ぐ才能とためる忍耐には縁がないが、使うのには文化がいると云う言葉には深くうなずける。
文化がなかったから日本はバブルに見舞われたのではないかといわれれば、文化は一日にしてならないだけに、奥深さがしのばれる。
加藤氏も60才ころに作家としての転機を迎え、75才で作家デビューを果たした。
ダーウィンの「生物は強いものが生き残るとは限らない。頭のいいものが勝ち残ったわけではない。変化したものが生き残ったのである」と云った言葉を信じて切磋琢磨し謙虚に生きたいと結ばれていた。
加藤氏ほどに才能があればなあーなどと指を加えるより、60才から人生の再転換を考えた所までは私と同じだもの。と、かなりいい方に考えている。
「都心を離れ活力を得る」という見出しも実は目をひいていた。
私は京都の都心から1時間距離がある。
田舎の自然の中でリフレッシュ出来るのも人間らしさを取り戻す良い機会になっている。

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コメント

  1. 『使うには文化がいる』って深い言葉ですね。
    今の日本人は、物欲が強すぎると思うのです。
    なんでもかんでも買ってしまう。
    もちろん資本主義なのだから買う人がいなければ世の中はまわらないですし、おそらく回りに回って私の生活もありがたく暮らせているのですが・・・。
    私は夫婦二人なのですが、最近思うことがあります。
    物ばかり集めたら最後どうしようかと。
    で、考えました。
    気に入ったい~ものだけをちょこっとまわりに置く暮らし。
    どうでしょうか??

    • skog
    • 2006年 8月 05日

    いのぶさん こんにちわ
    気に入ったものだけをちょこっと置く暮らし方賛成ですよ。
    でもね、そうとばかりは行かないのですよ。
    ほら、ほらお返しとか色々浮き世にはあるでしょう。
    即バザーって云うのも悪いし、折角選んで下さったのだし。。。
    私も気に入ったものだけを置きたかったのですが、収容出来ずについにギャラリーを開いてしまいました。
    お気に入りを置いてみたかったのです。

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