タッパーウェアの時代から新たな収納革命へ

かつて、一世を風靡した収納容器「タッパーウェア」。食品保存の実績も高く、価格は張るものの、多くの家庭で愛用されてきた。特に「デコレーターシリーズ」は、蓋の溝が10度ごとに36本刻まれており、中央を押すだけで均等に力がかかる仕組み。そのため、空気を押し出しながらしっかり密封できる点が重宝されていた。しかし、いつの間にか市場には軽量で安価な「ジップロック」が広まり、「タッパー」と言えば「タッパーウェア」とは言われなくなってしまった。
そしてタッパーウェアは2025年1月末で事業を終了して 日本から撤退すると報道された。
ジップロックはさまざまなサイズが展開され、今やどの家庭の冷蔵庫にも必ず入っている存在である。タッパーウェアとジップロック、機能的には似た使い方をされてきたが、ここへきて「第3の収納容器」が登場した。
新たな収納容器「キープスラッパー」
「キープスラッパー」は、従来のタッパーと異なり、縦横のサイズがすべて統一され、異なるのは高さのみ。具体的には、175mm×120mm 容積は 500ml・650ml・750mm.1000ml の4サイズ展開
一般的に、少量の食品は小さなタッパーに入れたくなるもの。しかし、その結果、冷蔵庫の奥で忘れ去られ、古くなってしまうことも度々であった。しかし、「キープスラッパー」では、どんなに少量でも500mlの容器を使うしかないのだ。最初は違和感があったけれど、今ではこれは便利だと感じるようになった。
収納がスッキリ整理整頓
どのサイズもピッタリ重なるので、大小の容器で冷蔵庫が溢れることがない。
空の容器もスムーズに重ねられ、収納スペースは最小限。
完全透明で中身が一目瞭然
何が入っているかすぐに分かるので、冷蔵庫の中で食材を見落とすことが減った。(トップ写真)
冷凍・電子レンジ対応
そのまま冷凍保存が可能で、食べるときはレンジで加熱できる。-20℃から140℃適用
「キープスラッパー」に切り替えて変わったこと
以前は、空のタッパーを収納するために台所の引き出しがいくつも占領されていた。しかし、キープスラッパーに入れ替えたところ、収納スペースに余裕が生まれ、キッチンがすっきり整理整頓された。
これまで、「様々なサイズのタッパーを使い分けるのが便利」と考えていたけれど、発想を変えてみると、サイズを統一する方がよほど合理的だと気づいた。今ではすっかり満足している。
最近は、朝の野菜蒸しも数日分をまとめてカットし、「キープスラッパー」に収納。朝はそのまま蒸し器に入れるだけなので、調理の手間が大幅に減った。また、残った食材もすぐにキープスラッパーに入れて冷凍し、食べるときはレンジで温めるだけ。
こうした工夫のおかげで、キッチンがスッキリし、日々の生活も軽やかになったように感じている。
タッパーウェアの時代が終焉を迎えた今、新たな収納容器として「キープスラッパー」は、一つの選択肢として非常に有力ではないかと考えている。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。