ハサミを持つと!

玄関先で立ち話をしている内に手はその辺にある雑草を抜きながらになっていく。
私が抜くと友達も抜いてくれる。
その内、興が乗って来て立ち話が庭木の話に変わり、ついに彼女は自分の車から愛用のハサミ迄持ち出して、庭木の手入れを初めた。
オイオイ、今日は忙しくて時間がないとか病院に義母さんの薬を受取りに行くとか云ってたのに、いいのお~。
第一私も出かけるから忙しいのとテープの早送りのように話していたのに、庭の手入れになると、語るより早く手が動いてしまう。
玄関前の山帽子は今年は花が咲かなかった。
幹の下の方に出ている芽や重なった葉を次々に落とし初めた。
「枝を切った後はきちんと切り落とさないと病気の元になる」といわれ私もハサミで切りはじめるともう止まらない。
「私にハサミを持たせたらダメだって~」と云いながら彼女の動きは素早い。
小1時間もすると狭い玄関前はこざっぱりとして土が見え初めた。
なんと気持ちのいい事。
ただし、切るのはいいが枝だの袋詰めは楽しくない。
所々に混じる薔薇の刺にさされながら何とか詰め込んで終了。
我にかえればとうにお互いの次の約束時間は過ぎていた。

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