捨てられないもの
久しぶりに庭に出ると、宿根草が夏草に負けないように背伸びして、どれもが倒れかけている。
激しい雷雨が毎日あるので安心していたけれど、鉢の土は固く締まって花たちは水切れ寸前だった。
短い時間、草抜きをしても大きな袋がすぐにいっぱいになる。
うちの庭には丈の高い花はやめようと漸く決心がついてきた。
花友さん達が引き算の庭とよく言うけれど、思い切ることが必要だとやっと思えた。
この夏、材料にこだわった見事なプリンを頂いた。
プリンはすぐに胃袋に収まったけれど、プリンの器が素敵すぎた。
缶や箱、リボンと簡易包装と言われだしてから余計に美しくなっている。
捨てるに捨てられず、どれも引き出しに収めてしまうけれど、それらを再利用する知恵がなく、数年後に泣く泣く始末するのが常だ。
けれど、プリンの器は畳んで引き出しに入れることも出来ない。
プリンを食べている時に、横目で見ていると多肉を入れるには最適のようだと、ひらめいた。
中々お洒落に出来上がった。
再利用ができると、プリンを堪能したようで、落ち着いた。
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