正しいカレーの作り方

庭仕事が続くと、カレーが食べたくなるらしい。
カレーと言えば家人の十八番だと、思っていた。
カレー用の角肉は、急なリクエストに対応できるように冷凍庫に常にある。
キッチンに出しておくと夕方には野菜を刻む音がして、カレー作りが始まった。

家人は圧力なべを使えないので、野菜が切れた段階で声をかけねばならないなーと思いながら私は、洗濯物をたたんでいた。
フッと気が付くとフライパンから何かを炒めるような音がする。

まさか、フライパンでカレーを作るのだろうか。
あわてて、家人の手元を覗き込んだ。
フライパンの中には薄く、くし切りにした玉ねぎがせっせと炒められていた。
じゃがいもと人参は別鍋で炒める予定だという。
「なんでそんな面倒なことをするの?」
「カレーの説明書にそう書いてあるもん」「?」
カレーの作り方なんか、そういえば50年くらい見たこともない。
家人はずーっとそうしていたのだろうか。

その割に、スパイスのないカレーを食べさせられたことがある。
水で煮て、ルーを入れればいいと思っていた時期もあったはず。
今日に限って、説明書を読んだというのだろうか。

DSC_9397.JPG

圧力なべを持ち出して、ここに入れてねーと言うと、後は任せたと言わんばかりにいなくなった。
忘れないようにスパイスを入れて、圧力をかけると10分待てば出来上がる。
ルーを入れる時に、作り方を読んでみた。
3種類のルーの内一つ(横浜舶来亭)には薄切りにした玉ねぎをフライパンで炒めて別鍋に移すと書いている。
他の箱には一口大に切った玉ねぎと牛肉を炒めると書いていた。
いつもは後者の作り方をしていたはずだけど。
A型の家人は、突如几帳面さが前面に出てくるから、面食らう。

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