定休日ー3

京都の河原町四条を少し下がったところにあるシャンソニエ「パリ野郎」をご存じの若い方は少ないと思う。
シャンソンは沢山歌われているが、それがシャンソンだと知らないで聞いている事も多いから。
3回目の定休日は、その「パリ野郎」のステージに立った。
ドレスを着てメイクをして、ハイヒールを履いて。。
私の周りの誰にも知らせず、家族には箝口令をひきレッスンを続けた。
ギャラリー作りがしんどい時はシャンソンに逃げ込んでどうにか両方を仕上げた。
また何で、こんなしんどく時間がない時に限ってシャンソンを歌おうと思ったのか自分でも分からない。
私の周りの誰も私が唄う事は「真夏の雪」くらいに想像出来ない事である。
自慢出来る事ではないが、生まれながらの音痴で唄を歌う私は、私ですら想像出来ない。
唄心はいきなり突き上げてきた。
「シャンソンは唄わなくても語ればいいの」と云うセリフが決め手だったかも知れない。
語るように唄うと云う事はむつかしかった。
パリ野郎で唄う事が決まった時は逃げ出そうと思ったが、逃げていては今迄の私と少しも変わらない。
還暦と云うのは生まれ変わるのだから。
ステージでライトを浴びるとどうなるのか。
これは楽。
もともと鏡は一日1回以上見る事はない。
だから自分の姿は見ない。
自分は見えず、客席は真っ暗でなにもみえない。
横で、ピアノが弾かれてくる。
一人の世界が出来上がった。
今後は唄い手としての活動もギャラリー同様に力を入れて行くと云うのは「うそ」である。

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コメント

    • おくまま
    • 2006年 7月 11日

    先日はお邪魔しました。プログに載せて頂いて光栄です(^o^)丿。skogの生地はまだ書いておりませんが、遊びに来てもらえたら光栄です。画像の件は了承頂き嬉しいです。娘と主人の顔出しはしていますが、私自身は画像の際には顔にシールを貼ります(照れくさいしので(^_^;)。娘を抱っこして一緒に写した写真もシールを貼ろうとして、skogの奥さんに(もしかしたら奥さんも照れくさい気持ちがあるなら、その画像は載せない方がいいのかしらと思い)再度、お聞きしてから(消極的にオッケーでしたので(^_^;)と思い書き込みしました。
    シャンソン唄われるのでしょうか。素敵ですね(^o^)丿
    印象は素敵な御夫婦でした。私も初めて会った気がせずについつい長居してしまいました。帰りに又訪れたいと言うと主人もそう思ったようでした。昨日打ち合わせの際に塗り壁の話もチラッとしたみたいです(>_<)
    ※しかしながら、山登りの女性には困ったものですね(^_^;)

    • skog
    • 2006年 7月 11日

    おくままさん 
    遠路ようこそおいで下さいました。ありがとうございました。
    さぞ、お疲れになった事と思います。
    画像の件ですが、テープに取った自分の声が別人に聞こえるように、写真の自分にも違和感を感じてしまいます。
    もっと、美人のはずなのにと、いつも思うからでしょう。
    それで、消極的にokなのです。
    でも今後は今よりも美人にはならないでしょうからその時々が素直にでればいいと開き直っています。
    どうぞ、お使い下さい。

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