隠し剣 鬼の爪|永瀬 正敏, 松 たか子 監督:山田 洋次|壬生義士伝|中井 貴一
昨日今日は東南アジア系のスコールのような雨の降り方である。蒸し暑さも半端ではない。
今日で今年も半分終わりました。この半年間は日本列島を駆け巡りました。
九州6回、北海道1回、北陸3回、バリ島1回 半分遊び、半分仕事のような。
少し疲れていますが、病気にもならず走りました。
後半は少し落ち着けるかもしれませんが、多分同じようなものでしょう。
九州で「鬼の爪 隠し剣(YouTube)」のDVDを観賞した。
山田洋次監督の映画。2時間11分の長丁場でしたが、見応えがありました。
藤沢周平の大フアンで、ほとんどの本を読みました。
原作を読むと映画では物足りなさを感じるものですが、この映画は引き込まれた。
藤沢の本の底辺に流れている、貧しさと誠実さが山田監督によって見る側にストレートに投げられる。よける間もなく心臓に突き刺さる。
藤沢周平によって語られる海坂藩は東北に本当にあったのではないかと錯覚してしまう。
浅田次郎著「壬生義士伝」も海坂藩の話だと私は恥ずかしながら思い込んでいた。海坂藩のイメージは出来上がっている。
多分これは原作でも、映画「壬生義士伝(YouTube)」で吉村貫一郎が繰り返し語った、盛岡南部藩をそのまま海坂藩と勘違いして作り上げた私の想像の藩が頭の中にどっかり座っているらしい。
藤沢作品にのめり込みながら、ふっと我にかえった。
どの作品も絶対に剣術に強い男が主人公になる。そして必ず悪に勝つ。「水戸黄門」の印篭と似てないかしらん?
そう思った時、日本人の自分をしっかり意識していた。
コメント
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少し前、「たそがれ清兵衛」を見ました。
藤沢作品ですよね・・・たしか。
なかなかよかったです。切なさとユーモアが交錯する映画でした。
skogさん、ハローです。ホディです。
「隠し剣 鬼の爪」はボクは昨年、映画館で観ました。じゅんさんの書かれている「たそがれ清兵衛」はDVDで観ました。
どちらも藤沢作品ですね。
どちらも良かったっですね~
じゅんさん、hoddyさんこんばんわ。
藤沢作品で同じ価値観を共有出来ますね。たそがれ清兵衛は私も観ました。おっしゃるように藤沢作品は切ないのです。そして、善が勝ちます。そこで、ほっとしてしまいます。
じゅんさんバトン受けて頂いてありがとうございました。hoddyさんの愛読者とお聞きするとまたまた、嬉しいですよ。