病院の刻み食考 ‐ 嚥下障害かストレスか|ある看護師との関係

長い話になりそうです。お時間のない方はスルーして下さい。

今日病院に行くと、姉は堰を切ったように私に訴えた。
「何故私は、みんなと違う食事が出されるのか」と。
姉はリハビリ棟に転院してから「刻み食」になっている。

急性期棟の時には普通食、半分は私の持ち込むおにぎりやお寿司を食べていた。
それなのに何の説明もなくいきなりキザミ食と言うのは、後退するように私も思っていたので、
口腔ケアの方にお聞きした。
そうすると「嚥下の力が足りないから」という説明だった。

私は、姉の食事の介助をしてきたけれど、刻み食にしなければと思うほどひどいとは思っていない。
けれど、プロの方たちにそう言われると黙るしかないのだろうか。

姉は驚くほどの力で「刻みは止めて欲しい事、毎日同じものを出さないで欲しいこと」を訴えた。
確かに刻み食では何を食べているのか分からないし、みんな同じものに見えても不思議はない。

土曜日に久しぶりにお寿司を持って行った。
すると「ナースステーションで見守りながら食べて頂きます」と快諾されたので、
姉は大喜びをしていた。
ところが、入院患者全員の食事が終わってから、姉はひとりで食事をさせられたのだと言う。
その上見守りはなく、何か悪い事でもしているかのような気持ちになって、
少しも美味しくなかったらしい。
と、なると食事以外に何の楽しみもない姉は食事の時間が苦痛となった。

口腔ケアの方はCRP(炎症反応)の数値が原因不明で高く、多分嚥下の時に器官から水分が入っているのではないかと考えたそうだ。
CRP数値は、私も気になって毎週火曜日の血液検査を見ている。
相当高い数値だったけれど、少しづつ下がって転院する時は0.9だった。

土曜日にお聞きした時は0.4でもう一息という所まで来ている。
「食事を刻みにしたからよくなったのでしょう」とケアの方はおっしゃった。
ならば「元の食事に戻してください」とお願いしても中々首を縦に振ってはくれない。

「元の食事に戻した結果、またCRPが上がるようなら嚥下が原因だったと分かるからいいのではないか」と提案した。まずは「看護師長さんとご相談してください」という事で一旦話を切ったけれど、私も段々とおかしいと思うようになった。

私が介助していた急性期では、それほどむせて食事が出来ないという事はなかった。
なのに、ここまでの話し合いをしても聞き入れてもらえない原因は何だろうか。
姉は「もう食事はいらないから」とまで言い始めている。

私は「ご心配下さる嚥下障害と、食事のストレスとどちらが優先されるのですか」という
質問をしたけれど、黙ってしまわれた。
その後の師長と話し合いの結果、明日の午後から普通食に戻すという事になった。

DSC_0989.JPG

姉がイライラする下敷きには看護師と気持ちが通じ合わない事があると思える。

確かに姉のいう事は老人のたわごとのように聞き流される方がいる。
例えば、先週トイレまで行けた事「寝ぼけているのでしょう、あり得ない」という反応をされた。
具体的に言うと相槌はなく、同僚の看護師に目配せをしているさま。

「土曜日の看護師さんから、私もお聞きしました」と言うと「あらそうですか」と少し表情が動いた。姉はこの看護師が相当ストレスのようだ。

この彼女が私に「あまり家族が来ると患者が甘えますから」と言った人だけれど、看護師長はこの件については驚いていた。なるべくリハビリに付き添い、励ましましょうと冊子に書いていたのだ。

92才の姉は、一見弱々しく見えるけれど、大人しい人ではない。
頭はクリアで必要なことは必ず覚えている。それだけに厄介な存在なのかもしれない。
私の血圧は140まで上がっていた。これでは共倒れになるよ。

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