めぐみちゃんと家族のメッセージ

京都高島屋では「めぐみちゃんと家族のメッセージ~めぐみさん、家族と過ごした13年」という
写真展が開催されている。

テレビの報道で知っていたし、帰ってきて欲しいと思っていたけれど、写真展を見ると意識は全く違った。
ほっそりとして、若い横田さんご夫妻と3人の子供、日本のどこにでもある平和な家庭から13才の女の子が突然姿を消した。
20年後に分かったことは、北朝鮮に拉致されたという事実。
写真は日常のひとコマを切り取った愛情あふれるものばかりで、それが見る方の胸を余計に締め付ける。
家族旅行で行った広島県、音戸の瀬戸公園で、弟たちと一緒にという写真はバレエを習っていたので普段でもつま先立ちをしていたと説明書きがあった。
小学4年生のめぐみちゃんが可愛らしい笑顔で写っている。
手を前で組み右足を少し出したポーズはめぐみちゃんの決めポーズ。
北朝鮮から示された20才の頃のめぐみさんはそのポーズで写真に収まっていた。
それを見てめぐみちゃんだと確信したというご両親の胸の内を思うと堪らない。
家人の実家は東舞鶴市で日本海側にある。
大津からは小浜を経由して海沿いを走り舞鶴に至る。
ある年、「日本人が北朝鮮に連れて行かれた海岸」のそばを通ったけれど、国家が拉致事件を起こすとは信じ難く、事実とは思わなかった。
大韓航空機爆破事件がおきて、北朝鮮がクローズアップされ、金賢姫という工作員が逮捕されてから、北朝鮮による拉致事件は私の身近な関心事となった。
デパートで写真展を見ている私が家に帰らなかったら家族はどんなに心配するだろうか。
横田さんはめぐみちゃんを探して40年近くになる。
生活のほとんどがめぐみちゃんを探す日々だったのではないだろうか。
横田 滋さんは私より一回り上の年齢。
一刻も早くめぐみちゃんを取り返したい。
是非、写真展に足を運んでください。

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