魔法の返事、「はい」

姪と暮らして暮らしていると、ふと気が付いたことがある。
彼女の返事が、とても気持ちいいのだ。
頼みごとをすると、彼女はいつも「はい」と返す。
「はーい」でも「はいはい」でもない。
ただ、まっすぐに「はい」。
それだけのことなのに、胸の奥がすっと穏やかになる。
「はい」と言う返事をもらうのが、こんなに気持ちのいいものだとは思ってもみなかった。
その声には、無理のない素直さと、相手を受け止める柔らかさがある。

もちろん、彼女は元々争うことを好まない。
だから、つい我慢してしまっているのではないかと心配になることもある。
けれど本人いわく、「『はい』って一番短くて、面倒がないから」と笑う。
「はい」と答えるだけで、空気が和らぐ。
誰かの言葉を受け止める姿勢がそこにある。
きっとそれが、気持ちよさの正体なのだと思う。
これからは、私も真似して「はい」と言ってみよう。
と、思ったけれど直ぐに挫折した。難しい。
「はい」は、皆を和ませる魔法の言葉だ。
小さな言葉だけれど、きっと世界を少し優しくしてくれる。
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