きなこの洋服

笑われるのを承知できなこの洋服について、語ってみたい。
犬は犬らしく、人は人らしくこれは、我が家の家訓である。
最近のワンコは外に出る時は洋服を着ている。
トイプーのような小さいワンコの洋服姿は特に可愛く私は振り返って見送る。
けれど、我が家は家訓があるので洋服を着せようとは思っていない。
が、いずれは高齢になって洋服が必要になるかもしれないとは、常々考えていた。

その証拠に、初めてのトリミングの時からきなこのカットされた犬毛は全て取っている。
防虫剤を入れた犬毛が箱二つにぎっしりになった。
それで、これを犬毛糸にしようと思う。
幸いな事に、skogには染色、糸紡ぎ、製品までに出来る作家さんの知り合いがいる。
お尋ねすると「やってみましょう」という返事を頂いた。
まだ、洋服にするまでには十分な量ではないかもしれないし、直ぐに洋服がいる老犬でもない。
とりあえず、紡いで見なければ量が分からないので、今回お願いした。
バンダナさえ受け付けないきなこも自分の犬毛にはどんな反応をするのだろうか。