大文字の送り火

今年は琵琶湖の花火大会も例年以上に打ち上げて、東日本の復興を祈願したという。
初めは遠慮がちだった祭りの行事は中止よりした方がいいと言う意見が多くなった。
また、するからには例年以上の盛り上がりになるようにと気合が入っている。
そこへ、京都五山の送り火に陸前高田市の松を使うとのニュースが入った。
松の木には高田市の被災者の願いが書かれていると言う。
「ほーーお、鎮魂には何よりではないの?」と思った途端に「中止」となった。
放射能が出るかもしれないからという。
「中止」には異論が出された。
そして、放射能検査をしたら放射は検出されなかったが。
毎日二転三転のニュースが伝わる。
今日、福島の松を送り火に使うと五山の町内会が正式に決めたようだ。
送り火に福島県の松を使おうと言う意見が放射能を心配する声に勝ったのだ。
福島で被災された方々の心と身体の事を思えば、送り火に使う放射能くらいいいじゃないのとはいかないものか。
被災地の松を使うと決めた時には反対意見が出た時の対応くらいはしておく方がぐらつかずに済んだのにと残念だ。
初めから決めておけば福島の方々もどれほど心安らかだったろうか。
一度拒否してからの受け入れは、後味の悪さを残した。

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