雪が降ってもガーデニング

昨日で雪は終わりになるように、出来るだけグータラと過ごして雪の神様のお心に添ったつもりだった。
なのに朝になると昨日以上に大きな雪が空から落ちている。
勝手に神様の裏切りを呪った。
午前中の宅配便で静岡のOさんから苗が届いた。
水道工事で私の小さな庭に大きな穴が掘られて、大事にしていたおぎはら植物園の苗の大半をなくして気落ちしていた時に、いち早く連絡して下さった。
「おぎはらさんの苗ならあるわよー」と。
遠慮なく「下さあーい」とメールをすると、庭の苗をポットに移して大事に育てて下さった。
[そろそろ庭に植えると今年の花を観れるかもしれないから送りましょうか]とお電話を頂いたのは昨日の午後だった。
ビニールポットの苗を発送するのは大変だから３月になったら頂きに行くつもりだったけれど、早く庭に植えた方がいいと思うと、発送して下さった。
段ボールにぎっしり詰められて、到着した。

受け取ったその手で開いた。
丁寧な梱包で少しの土も落ちてこない。
美味しそうなフカフカの土の中に苗たちは納まっていた。
私がおぎはらさんに出かけても、車に積み込んで2日後位に帰ってくると、既に水切れしていて慌てる事が多い。
Oさんの苗は、ビニールポットに水を含み、新聞紙に丁寧に巻かれて、ひとつづつ小さなビニール袋に入っている。
静岡の庭から大津まで長旅に耐えるように万全の準備で送り出された苗たちは、どれも勢いがあった。
早く庭に植えようと思ったけれど、外の雪を観ると明日にしようかと思わないではなったが、Oさんの愛情を受けて送り出された苗は1日でも早く土に入りたいらしい。
よし、と防寒をして庭仕事に入ると、コートで身体は重いけれど、アレモコレモと結局3時間ほどを過ごしてしまった。
時折横殴りに雪が飛んでくるけれど、その冷たさが気持ちいいほど身体は暖まった。
静岡の苗はふかふかのベットに潜り込んで今夜は疲れを癒してくれるだろうか。