富山の旅は、スーパー巡り

富山の旅の楽しみは、スーパー巡りである。
大型スーパーも揃っているけれど、地方ならではの特徴のあるスーパーほど楽しいものはない。
富山の地場物を中心に扱う「地場もん屋総本店」は、総曲輪商店街の中にある。

富山は共働き率が高いので、お惣菜が発達していると聞いていたけれど、閉店前に行ったせいか、ほとんど残っていなかった。
ここでの目玉は昆布である。
200~300円程度の昆布が、どれでも100円というコーナーがある。
そこの昆布を買うのは、楽しみの一つだ。
もう一つは「昆布ガリ」。
富山のすし屋さんが開発した鮨用のガリで、細切りした昆布と胡麻が入った少し甘めのガリである。
食べ始めると、これが癖になる。
今回は、初めてのスーパーを数軒チェックしていたけれど、時間が足りず、この日は遅くまで営業している「アップルサンショウ食菜館」だけになった。
アップルサンショウは、合成添加物を使わない食品や有機栽培の野菜・果物などを集め、販売価格帯を百貨店と庶民的なスーパーの中間に設定して、他店との差別化を図っているという。
「食からの健康と安全安心」をモットーに、さながらブティックで服を選ぶような楽しさを覚える品揃えのスーパー、と紹介されている。
旅の途中なので、生鮮食品を買うのは躊躇われ、調味料の売り場をうろうろしていた。
それでも、やはり楽しい。
食品売り場の隅に、握りずし6貫のパックが残っていた。
確か580円くらいだったと思う。
そこに2割引の赤札が付いていた。
思わず手に取った。
実は、お昼に食べ過ぎて、夕食は抜いてもいいと思っていたのだ。
それが、2パック買っても1000円以下。
サラダと果物の盛り合わせも買って、ホテルで夕食をすることにした。
富山駅で「白エビ丼」を食べる予定だったけれど、あっさり諦められた。
翌日は、魚に特徴のある「黒崎屋」へ足を伸ばした。
県内の飲食店が仕入れに行くことで知られているスーパーである。
この日の午後には帰路につくので、心置きなく生魚を買い込んだ。
鯛が安いからと、大胆にも「鯛めし」を作ろうと2匹。
お造りは本鮪。
新鮮な鯖は竜田揚げ用に。
いくらお気に入りでも、富山のスーパーはそうそう通えるものではない。
「冷凍庫を当てにして」と、買い物欲の赴くままに買ってしまった。
後悔先に立たず。
それを忘れていた。
今、パンパンになった冷凍庫の中身の調理に追われている
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