地図を埋める旅だった

カーブスも盆休みに入ったので、朝の時間に少し余裕ができた。
取りあえずテレビでYouTubeを見ることにした。
パソコンでさんざん「隠岐の島」を検索しているので、画面には隠岐の島の旅行記が次々に現れる。
道路の様子や見どころなど、これまで調べてきたことの再確認にもなりそうなので、2、3時間も続けて見てしまった。
若い人から熟年世代まで、みんなが自分の旅を映像にしてアップしていることにも驚いた。
Google検索や観光案内所だけでなく、映像で旅先を知る方法がある。
これは、これからの旅行に大いに役立つ新しい手段になりそうだ。
若い人と熟年では、さすがに選ぶポイントが違う。
しかし、観光地の主なポイントは回っているけれど、悪路が想像されるような場所まで足を延ばしている人は少ない。
そこが、私が一番知りたいところなのだ。
次の映像、その次の映像と、何本見ただろう。
神社を中心に回る人もいれば、絶景を求める人もいる。
島内の移動も、市内循環バス、レンタサイクル、レンタカーとさまざまだ。
私の作ったプランは、YouTubeで見る一般的な旅行より、どうやら相当に欲張りらしい。
海岸線をなぞるように、ほとんどのポイントを網羅している。
そのうえ、なかなか足を踏み入れる人のいない、離合困難な道までスケジュールに入っている。
映像を見ながら、「ここは省いてもいいかな」と思う場所を探すことにした。
ところが、映像をアップしている人たちは、口をそろえて隠岐の島の風景を絶賛している。
「死ぬまでに一度は来た方がいい」
そんな感想まで、何人もの人が語っている。
私にとって隠岐の島は、行き残した日本地図を埋めるために計画した旅だった。
それがYouTubeを見ているうちに、いつの間にか「絶対に行きたい島」に変わってきた。
写真ではなく、自分の目で見る隠岐の島。
今年は、まだ見たことのない島の絶景に会える。
そう思うと、楽しみが胸の奥から湧いてくる。
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